東北文化学園大学 あいの発達センター

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発達障害の基礎知識

発達障害とは

発達障害とは

「発達障害」とは、自閉症やアスペルガー症候群、学習障害(LD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)などの障害を含めた呼び方で、脳機能の発達に関係する障害です。
発達障害がある人は、発達の仕方に凸凹があるのが特徴なので、時に他の人にとって簡単なことが難しかったり苦手だったりします。
ですが、一人ひとりの障害の特性を理解した適切な援助やサポートがあれば、能力を十分に発揮することができるのです。

発達障害のお子様の具体例

発達障害が疑われるお子さんの具体例

(ここにあげられた例は一部にすぎず、この特徴の有無がすなわち障害の有無というわけではありません)

自閉症

幼稚園の年中組に通うまさおくんは、自由遊びの時間になると、外を走る車を見ながら「カローラ。セレナ。ボンゴ。」など、たくさんの車名を言いながら一人あそびをします。
教室に入る時間が来ても、はなこ先生の呼びかけにも応じず、違う方向を見つめて視線が合いません。
汚れた服を着替えることも嫌がります。無理に着替えさせようとするとパニックになり、大声をあげてかんしゃくを起こします。

アスペルガー症候群

小学校5年生のひろしくんは、小さい頃から運動会でのかけっこに出られません。
何故なら、スタートの時のピストル音が怖く耐えられないからです。でも、野球やサッカーには興味があります。たくさんの選手名や出身国を答えるのは得意ですし、難しい言葉を使ってたくさん説明できるのです。ただ、自分がプレイするのはちょっと苦手です。
お友達とはコミュニケーションが難しいことがあります。ゆうやくんから「きちんと喋ってよ」といわれたので、「きちんと」って言い返したら、叱られてしまいました。

学習障害(具体例)

この春、小学校に入学したみかちゃんは、おしゃべりで明るい女の子です。
昨日、国語の時間に本読みをあてられました。ですが、みかちゃんは、文字通りになかなか読めず、「さくらがさいた」の文章を、「ちくらがさいた」と読んでしまいました。
また、黒板の文字をノートに写せなくて、時々、左右逆の文字を書いていることに先生が気づき、お母さんと話し合って専門機関に相談することにしました。

注意欠陥多動性障害

小学校3年生のえりかちゃんは、朝起きてから学校に行くまでにとても時間がかかります。
登校準備でも、何を準備するかの紙が見つからなくて、筆箱に入ってたはずの鉛筆も1本もありません。整理整頓や片付けが苦手です。
時間の感覚が乏しいので、ご飯を食べたり着替えたりも同級生の何倍も時間がかかってしまい、学校では机や椅子をしょっちゅうガタガタさせて、先生から注意されます。

発達障害が疑われる特徴

発達障害が疑われる場合には、次のような特徴を持つことがあります。

  • 視線が合わない
  • ひとり遊びが好きで、他の子どもとうまく遊べない。
  • 言葉の発達に凸凹がある
  • 話し方が不自然だったり、言外の意味がとれない
  • 同じことを繰り返し話題にする
  • じっとしているのが苦手
  • 注意の集中が悪い
  • こだわりが強い
  • かわった癖がある
  • 感覚(聴覚・触覚・味覚など)に敏感である
  • 特定の科目や領域が苦手である(算数が苦手,字を書くのが苦手など)
  • 忘れ物、なくし物が多い
  • 片付け、整理整頓が苦手
  • 手先が不器用
  • 計画を立てたり、物事を順序よくやっていくのが苦手
  • チックがある

これらの例は重なっていることもあり、お子さんと保護者は生活のしづらさを感じておられます。
しかし、早期に適切なサポートや対応を工夫することで、生活しやすくなります。